フェスティバルホール建て替え！

これは触れずにはいられないニュースですね。

０８年秋ごろに一時閉館し、いまある四つ橋筋東側に１３年度にできる超高層ビル内に開く。現在と同様、国内最大の規模を維持し、本格的なオペラ公演も楽しめるように舞台も広げる。最新鋭の音響・舞台装置を導入する。

http://www.asahi.com/kansai/event/OSK200704020123.html

肥後橋の朝日新聞グループの建て替え計画によりフェスティバルホールが2008年秋から一時閉館するそうな。（再開は2013年らしい）
ということは、これを機に関混練の意味なしフェスも終了ということですねー。2008年秋ってことは来年はフェスの可能性はあるけれど、それからどこかに移動するわけか。合同演奏が舞台に乗れるかはともかくとして大学所在地から考えると西宮の芸文センターとか京都シンフォニーあたりで持ちまわるのかな？大阪だったらNHK大阪ホールか？

以下、個人的な希望。

まあ急傾斜で設備の老朽化が激しいフェスの建て替えはいいんだけど、二千何百人収容の大型ホールだけじゃなくて、1千人程度収容の音楽ホールを是非併設して欲しいなあ。リサイタルホール(約500席？)に変わる施設も作るんでしょう？だったら800〜1200席キャパの中ホールも是非とも作って欲しいなあ！（演劇向けじゃなくて音響の良いホールね）
大阪市内って、いずみホール(821席)という音響も運営も素晴らしいホールはあるけれど、規模だけ同等の森之宮ピロティ(1030席)、天満エル・シアター（801席）あたりは多目的ホールだし、中之島公会堂は雰囲気はともかく音響は×でしょう？交通アクセスがそこそこ良くて、「良い音楽を聴く環境」って感じの中規模ホール（最低でも神戸松方ホールぐらいの雰囲気かなあ）って本当に無いんですよね。

仮に、大阪近郊で1000席規模くらいで探すと、

・いずみホール（大阪市）
・アルカイックホール（尼崎市）
・メイシアター（吹田市）
・いたみホール（伊丹市）
・西宮芸文センター（西宮市）←大ホールはちょい大きいか…。

これくらいじゃないのかな？フェスやシンフォニーは規模と予算が合わないし、厚生年金会館は問題外だし、NHK大阪は関係者の大量動員が望めれば別だけど微妙ですよね。

そんな「関西元気文化圏」て何だろう…

例えば学生でもアマでも、「観客」という名の「身内」を無料マネ券で動員してるような自己満足団体はどうでもよくて、そのへんのクレオなんとか辺りでやりゃいいんです。私が言いたいのは、音楽的なアプローチをちゃんとやって『そこそこ上手い』団体（ができれば安価に利用できる）のための施設を増やすべき、だと思うんですよね。

「本当に良い音楽」を聴く機会や、それをちゃんと目指している団体の存在を知らないと、存在意義の不明な団体ばっかりになっちゃうと思うんだけどなあ。