第81回アカデミー賞授賞式

maru20042009-02-23


ほとんど見てないWOWOWをやめられない理由の一つでもありますが、今年もオスカーの季節。
もちろんライブでは見ることができないので帰宅後に字幕版の放送を見ました。

受賞結果はご存知の通りスラムドッグ$ミリオネアのボロ勝ちだったわけですが、まあそこそこ楽しめました。(結果は→こちら
日本人の受賞については、まあ喜ばしくはありますが、あのスピーチの英語は聞いていられなくて思わず早送りorz
個人的には、司会のヒュー・ジャックマンは、あまり印象に残らなかったですね、もっと毒のある司会者が好きなので(笑)。それと、今回印象深いのはプレゼンターです、今までも前年度の受賞者がプレゼンターとして登場してたけれど、助演と主演の各賞は歴代受賞者から5人が候補者ひとりひとりを紹介するという演出。これがなかなか良くできていて、受賞できなくても栄誉を称えましょうという雰囲気だし、何より大御所から「あなたの演技が素晴らしかった」と直接言われたら感動ものですよね。人選も受賞者の年齢や経歴に合わせてチョイスされていたけれど、主演女優賞だけはぶっ飛ぶました、メリル・ストリープにはソフィア・ローレンという魔女同士の組み合わせ(爆)、他にもロバート・ダウニー・Jrへのキューバ・グッディング・Jrなど楽しめました、これは来年もやって欲しいです。
また、ヒース・レジャーの受賞は予想されたこととは言え、なんとも辛い受賞でした。
それから、ジーンハーショルト友愛賞をジェリー・ルイスが受賞していましたが、いやー久しぶりに見た気がします。もう80歳を越えているのに元気そう、それに彼の筋ジストロフィー患者支援のための基金活動には感動しました。節税とか名誉欲とか言う人もいるけれど、このような活動って日本では無いですよねー。
そして、主演男優賞を受賞したショーン・ペンの主演作、ガス・ヴァン・サント監督のMILKは、1970年代にゲイを公言して当選した政治家ハーヴェイ・ミルクの話で、結果的には射殺されてしまうのですが、これ全く知りませんでした。いやー、ホントに彼は重い作品の出演が多いなあ。
他には、毎年しんみりとしてしまう、映画関係者を追悼するコーナーはインストではなく、クイーン・ラティファの歌唱だったのだけれど、あれは歌じゃない方が良い。在りし日の映像に会場から拍手が起こっては消えるのがいいんだから、別に感動を無理やり盛り上げる必要はないと思う。

ということで、映画をみたいなあ、と思わせるアカデミー授賞式でした。