【2005/12/15(木)】ソーラスwithジーン・バトラー「ケルティック・クリスマス2005」@バナナホール

maru20042005-12-15


悩みたおした挙句に結局行くことにしたソーラス(ゲール語で[光]の意)。合唱とは若干違うジャンルで、しかも一回も聞いたことのないアーティストのライブに行くのはチャレンジですが、結論は「行って良かった!」と思えるものでした。
18時開場、19時開園ということは、早めに来て飲んで待っとけ、ということですが、バナナホールはライブスポットの中では、食べ物の価格が良心的で、まずまず美味しい方なので、これは納得。私は仕事を早めに出て向かったものの、到着したのは18時半を回った頃で、会場は既に8割以上の入りでした。スタンディングだけは避けたいと思っていたので、なんとか椅子のある席を確保できて一安心。セッティングは、舞台のまん前は丸椅子が5列くらい並んでいて、その後ろはテーブル席という。ここでは良くあるセッティングパターン。音楽だけに集中したい人は前に詰めて、飲み食いする人は後ろでゆっくり、ってやつです。アイリッシュバンドということもあって、ギネスビールがガンガン売れていて、幕間も売り子がお盆にビールを載せて売ってました。カジュアルなパブの雰囲気がいい感じ。最終的には300人近く入っていたのではないでしょうか。
さて、演奏は途中15分の休憩を挟む2部構成。ソーラスの最新アルバムの曲を中心に演奏されました。楽曲はヴォーカル無しのものもあるので、曲によってヴォーカルは引っ込んだり出たり、アイリッシュダンスのゲスト、ジーン・バトラーは前半後半の各1曲を踊っていました。バンドについては、本当に芸達者で、一人でいろんな種類の楽器をとっかえひっかえ演奏していました。フルート、マンドリンバンジョー、ボタン式アコーディオンフィドルなど、おなじみのサウンドが繰り広げられましたが、圧巻はやはりジーン・バトラーとのコラボレーション。凄まじいテクニックのダンスで、観るものを圧倒します。特にスローテンポな曲では、曲想をそのまま表現する踊りが幻想的で、演奏ともども夢をみているような美しさでした。ライブの素晴らしさってこういうものなんだろうなあ、という良い見本ですね。
あまりに感動してしまったので、終演後のサインセールに並んでしまいました。

Waiting for an Echo

Shanachie
Solas

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『ニューヨーク出身のケルト音楽の強者集団ソーラスの7thアルバム(最新作)
スピード感あふれるぶっといグルーヴ!美しいコーラス・アレンジ!新たな境地を開拓した最高傑作、ここに誕生!』ということですが、CDも良いけどライブはもっと凄い。
ジーン・バトラーのアイリッシュ・ダンス・エクササイズ [DVD]

コロムビアミュージックエンタテインメント


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エクササイズと書いてあるので、一瞬ダイエット関連と間違えそうになりますが、内容は高度なマスタークラスです。本当に何の苦もなく踊っているように見えますが、努力と鍛錬の賜物なんですね。アイリッシュダンスをしない私でも楽しく見ることができました。凄いテクニックの連続です!