『クリスマスの約束』

深夜枠で小田和正クリスマスの約束」を放送していました。これ毎年なんとなく観てるんですが、会場の観客の表情が映されている場面が多くて、まあテレビ的な切り取り方ではありますが、見ながらね、「なんでこの人たちは泣くのだろう」と考えてみました。もちろん曲が良い、とか、感情移入している、とかあるんですけど。まあ一番は小田和正の歌なんですよね。「生まれ来る子供たちのために」では子供も一緒に歌っていて、これもまあ汚いといえばそうなんだけど、子供の声が良くてね、ジーンとなりました。さて、この小田さんと違って『本当に歌が上手いプロじゃない私達』、つまり「声」が極端に良くもなく、「平凡」な人たちが誰かに涙を流させるほどの感動を与えようと思ったらどうすれば良いのか。
・正しい「音」で歌う。
・正しい「発音」で歌う。
・声質を揃えて、発声の個人毎の癖を無くす。
ほら、「そんなの当たり前だろう」って思うでしょう。でもね、その「当たり前の水準」はとてもクリアするのが難しいことなのですよね。その大事なことをないがしろにして「人に伝えたい」なんておこがましいことだと私は思います。