【2005/12/23(金・祝)】合唱団「葡萄の樹」『第7回くりすますこんさーと』@京都文化博物館・別館ホール

maru20042005-12-23


今日は京都へ行ってきました。合唱団葡萄の樹のクリスマスコンサート。会場は京都文化博物館・別館ホールで、昼夜2回公演(13:30開演、18:00開演)で入場料はともに1000円。
会場の文化博物館の別館ホールは日本銀行京都支店だったもので、歴史的な建物。隣接する博物館からは渡り廊下で繋がっています。この画像の場所で歌うのですが、この檻のような部分を背にしてイスが並べられていました。数えてみたらセンターの通路を挟んで4ブロックで合計172席、後から追加されたので最終的には200席程度でしょうか。ステージ側はひな壇2段と指揮台、グランドピアノもあって、時節柄クリスマスツリーも置かれています。ちょっと寒いけど、シャンデリアが下がる天井も高くて雰囲気が良いです。
さて、演奏は3部構成で、1部はコダーイの作品、2部は間宮芳生のインベンションから、3部がアラカルトステージ。1部と2部は舞台上での入替のみで休憩はほとんど無しでトータル40分程度。15分のインタミ後に3部が30分ほどで終演は15時頃でした。団員は若いメンバーが多そうにみえましたね、たぶん20代がほとんどだと思います。外声の比率が多くて、名簿でみてもSop:18、Alt:12、Ten:8、Bass:14で40名ちょい。客層は団員の関係者が多そうで、親世代+友人と、残りが合唱ファンでしょうか。
歌はどうだったかと言うと、上手いですね。特にコダーイ聴いてて思いましたが、ピッチがちゃんと合ってました。この部分のストレスが無いのは貴重。曲によっては歌いこみが足りないと感じましたが、非常に「まとも」な合唱団です。そうですね、例えるならシュッツ系の合唱団の歌声を想像して貰ったらイメージに近いかも。ただ、若干の物足りさも感じてしまうのですが、あくまで好みの問題ですから、それはそれでよいと思います。(アンコールのbusto「ave maria」などに顕著に表れている物足りなさね。訴求力が無いというか...)
あとちょっと驚いた点をひとつ、この団、客層が良いです。開演待ち、休憩時間ともに静か、もちろん雑談はしているんですが、行儀が良くて、所謂おばちゃんや子供連れもいるのにパブリックマナーがある。演奏中もね、一組のバカップルの男が彼女に話し掛けてた以外は、配布された歌詞集のパラパラ音もほとんど無くて、非常に感動しました。やっぱ「良い演奏は良い客を呼ぶ」ということですな。ところで、2部の司会で間宮芳生を「まみやよしお」と言ったような気がするのはご愛嬌でした。あ、この団の指揮者は御馴染みの伊東恵司さんです。(なんかちょっと顔が丸くなってた)