同情そして批判

伊藤一長はこの程度の存在でしたか…
父は浮かばれないと思います。残念です。
父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした。

被害者家族への同情が一転、ネットでは批判が巻き起こった発言ですが、

まあ、私はこの発言をした人は尋常じゃない精神状態だったんだから、まあ皆さん熱くなりなさんな。と言いたいです。

もちろん市長職は世襲制では無いし、怒りを長崎市民にぶつけるのもお門違いです。今回の選挙結果は不在者投票や立候補者の死去など選挙システムに課題を残した部分もあれど、結果的には長崎市民の混乱と冷静な考えの両方を表したものだったと思います。
話を戻して、ただねー彼女の父親は通常の亡くなり方をしていないでしょう?銃撃されて亡くなって、悲しみに浸る暇も無く選挙戦の疲労。そりゃ多少ヒロイックになったり、選挙で勝つことを弔いの方法に置き換えてしまうのは当たり前ですよ。突然に理不尽な殺され方をして、その怒りや悲しみのぶつけどころが無い状態で、市長選に勝つことが供養になる、となってしまったんでしょうね。だから彼女が落選という結果に失望して言ってしまった不用意な発言も「ある程度」は汲み取ってあげないと…(共感はしないけどね)。だいたい選挙戦での未亡人や娘さんの姿をテレビで見ましたが、あれはとても正常な精神状態には見えませんよ、お母さんが「もう泣きません」と微笑んで市民に話す姿とか、トランス状態みたいなもんだったんじゃないかなあ?あれは、完全にいっちゃってたでしょ?日々疲れて選挙運動することで現実を回避してたんですよ。

それよりも私は、東京で暮らす娘婿を擁立した経緯に興味がわきますね。市長の家族の自発的な意志で出馬に踏み切ったならば、単純に候補者の資質や魅力が劣っていたのかなあ?と思うけれど、もしもそうではなく地盤を守るために後援会組織が押したのだとすれば、家族には同情しますね。まあ、今回の騒動では「いっそ娘のお前が出りゃよかったんじゃねえか」的な意見も出てますが、小渕優子じゃあるまいしね…。

んでも、地方都市の市長ってそんなに守るべき地位なのか?国会議員だったら世襲で票田を守る!みたいな印象があるけど、どうなんでしょう?わからんなあ…。

ま、とりあえずこれでゆっくりお弔いができるんじゃないでしょうか?
伊藤一長市長のご冥福をお祈りします。