【2007/07/14(土)】『栗コーダーカルテット&吉沢実 リコーダー三昧!』@兵庫県立芸術文化センター 小ホール

maru20042007-07-14


台風の中、行って来ました西宮。
今回はJR西宮で降りてバスを利用。まあギリギリ歩けなくもない距離ですが210円払って楽チン。早めに行って昼ごはん、と思っていたんですが、駅のこっち側って何にもないんですよねー。選択肢も無かったので阪急からの通路にある炭火焼だいにんぐ「わたみん家」でランチ。ま、700円の普通の日替わりランチでしたよ。しかし、アピールしていた自家製農園の有機野菜はたしかに新鮮だと思ったけれど、わざわざオーダ後に揚げてるコロッケとか竜田揚げがことごとく油切れが悪いのはどうなんだろう。嚙むと油がじゅーっといやな感じでしみ出たよ(フライヤーの温度低いのか?)。ご飯、味噌汁、小鉢などがビュッフェ形式てのは、体力仕事の人はいいけど、おかわりしない人にとってはサービス手抜きという感じ。まあ、枝豆の入った炊き込みご飯はおいしかったけど…。台風のせいか客足が鈍ったようで、「異様にヒマだねー」とバイトの子たちが話していました(笑)。

さて、この公演は「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2007「魔笛」プレイベント」というサブタイトルがついている通り、通常の栗コーダー公演ではなく、吉沢実さんを迎えての特別プログラム。客席を見渡すと小学校に入るかどうかの子供がそこかしこに。14時開演で前半は栗コーダーカルテットの演奏、ダースベーダーとかピタゴラなどお馴染みの曲をまじえてあっという間。ここで気になったのが、アンデス25という教育用楽器。これどんな楽器かというと、小学校の頃使ったピアニカ(またはメロディオン)の横幅を長くした形で音は「笛」というもの。既に製造中止で絶版なんですが、今度これが復刻されるそうで、この日はプロトタイプで演奏されました。(詳しくはここ)
これがねー味のある音でいい感じ、笛の音で和音が弾けるってのがコンセプトみたいですが、9月に1万5千円ほどで再発売されるようです。これ買うなー、たぶん。演奏はギターを使ったり、大きなタンバリンみたいな太鼓を使ったりと聴いて見て楽しいものでした。ただ、一部の楽器でどうにもピッチが合わず気持悪かったのがちょっと気になりました(これは湿度やいろいろな影響もあるんでしょうね)。
第1部は30分ほどで、子供の集中力も限界に達したところで20分休憩。
後半の第2部はさながら吉沢実オンステージ。ピンマイクを付けた吉沢先生が笛の歴史を面白く教えてくれます。笛の語源となった鳥の鳴き声のリコーダーから自然の石についた貝が溶かした穴を笛にした石笛(いわぶえ)、小さなものから大きなものまで、早口で説明しながら、魔笛の曲などを栗Qと演奏。気付けばアンコール終了時点で80分近くが経過していました。さすがに子供たちは途中で電池切れで眠ったり座っていられなくなってましたが、大人は楽しかったと思います。あとね、やっぱ吉沢先生の音は違う!申し訳ないけれど栗Qとは次元が違うように感じました。とはいえ、非常に楽しい時間で、笛って楽しいなあと心から思いました。

笛社会

GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)
栗コーダーカルテット

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6月発売の最新アルバム。会場ではサインセールが無いかわりにCDサイズのミニサイン色紙が付いていました。すごく売れてましたよー。