ガッツ良く言った!

朝出かける直前にテレビを見たら、テレ朝スーパーモーニングのトップネタはドルジ。ガッツポーズの語源にもなったガッツ石松へのインタビューだったんだけど、まずガッツポーズは右手が自分自身への労いというか「良くやった」の意味で、左手は観客や応援してくれた人への感謝を表している、みたいなことを説明していて「ふーん」と思ってたら、今回の件については、土俵の上では格闘技なんだから自然な気持ちで出たものでしょう、理事長の発言は「坊主憎けりゃ袈裟まで…」ってことでしょう?とハッキリ言ってました。いやー見直したよガッツ。
他には相撲番組でお馴染みのアナに聞いてたけど、そっちは「勝っても相手の気持ちを慮って派手に喜ばないのが横綱の品格だ」とか、どうでもいい感じの話。あれだ、記者クラブと同じでしょう?批判したら出入り禁止だから太鼓持ちみたいなことしか言えないってのは。

ちょっと前に物議をかもした小倉さんの「☆を買えれば」発言も、それに厳重抗議したのが千代ってのがギャグにしか思えないし、こっちは浜村淳が「ありがとう浜村淳です」の中で、散々現役時代に八百長疑惑で騒がれたお前が言うか?という趣旨のことをオブラートに包むように言ってましたよ。

で、他の局は?と思ってチャンネル変えたら、朝ズバでは大阪市大阪市立近代美術館ネタで、いつ建つか分からない美術館の所蔵品が何百億と買われている的な話で、まあそれは市民は知ってるわけですよ、中之島に土地はあるけど建築費用の何百億が財政上難しいとか、高価な絵がバブル期に買われてることもね。
ところがさあ、番組では商店街で意図的なインタビューを撮影してるわけですよ、「そんな美術品は売って財政再建しろ」とか「無駄遣いだ」とか貧乏人に言わせたり、一応は「美術品を見てみたい」と肯定派も流すけどとりあえず叩いておけという意図が丸見え。
購入したもの以外に寄贈されたものも多いけど、まとまった作品を所蔵する価値はあるし、バラで売って散逸させてしまったら、それこそもったいないです。
不況だからといって「食べることが何よりも大事」というような考えは、貧困にあえぐ当事者はともかくテレビで言うようなことなんでしょうかね?文化についてどう考えているのかなあ、さすが民放ワーストのモラルでお馴染みTBSは違うねー。なんでここはずっと腐りつづけているのかテレビみていて不思議です。朝からむかっ腹。

さて、この映像。自然と出ただけでしょう?どこが問題なのか全く分からん。勝利をアピールするというよりも感謝というか安堵のポーズっぽいし、今回は彼も頑張ったと思うけどなあ。