【2006/03/24(金)】アディエマス・シンガーズ＠いずみホール

maru20042006-03-24

東京ではカールジェンキンスやオケもある公演ですが、大阪はアディエマス・シンガーズのみの公演。チケットを買った段階では「ぴあ」の人が心配するほど売れていない状況で、どうなんだろう？と思ってましたが、公演一週間前からe+で投売り開始。東京が3500円引き、大阪が2500円引き、といっても各6000円、5000円ですから、もとの価格設定がいかに高いものだったかということですよね。少なくとも大阪では無理でしょう、高すぎますもん。
さて、どうだったかと言うと．．．
平日公演だったので19時開演の10分くらい前に到着。早速ホールに入ると、なんじゃこりゃ！人がいない。いずみホールはセンターちょい前に通路があるのですが、それより後ろがほとんどいない。つまり３分の１くらいしかいないということ。しかも、後ろの方の座席の人には係員が誘導して前に詰めてもらってました。（まあバラバラよりマシ）
最終的には通路より前の３ブロックと通路以降のセンターブロックの客だけで、ブロック範囲で300席、実質は250席前後という状態でした。
公演はおよそ10分押しで始まり、途中休憩なし（開演前にロビーに張り紙もあった）、アンコールを含めて70分強という感じでした。全部終わって時計をみたら20時25分頃。
演奏は、１曲目からガンガン響いてました。いずみホールってそんなに響く印象が無かったので意外ですが、客が少ないから吸音するものがなかったのもあるかも。序盤はsopが聞こえにくくバランスが今ひとつ分かりかねているようでしたが、徐々に全開状態になりました。
シンガーズの印象を言うと、皆さん結構な年齢になりつつあるようで、結構パンチが効いてるというか、やさぐれ感が良かった（笑）。あのドレスと髪型は意図的なものなんでしょうかね？
リラックスした感じで合間のトークも日本語を交えたりして、観客もアットホームな良い雰囲気でした。（「大平原の歌」では手拍子も出てましたよ。）事前の告知がなかったので、どんな曲をするのかと思ったら、基本的にはアディエマスの曲中心で、２曲はシンガーズ自作の曲で、聴き手にとってのバランスは良かったと思います。ピアノとメンバーのアコーディオンも良かった。
しかし、演奏の内容が良かっただけに集客の悪さが気になりますね。東京は結構どんな公演でも入りますが、大阪は音楽に関しては地方都市ですから、よほど事前の告知と価格設定が上手くないと入りません。こんなバブル時代みたいな売り方じゃ無理ですよね。ほんともったいない公演でした。

ちなみにセットリストは以下の通り。

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E1 さくら
E2 My darling is beautiful (フィンランド民謡)
E3 Hymn | 静寂

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ADIEMUS Singers
Pessi Levanto (piano)

Osaka, Izumi Hall 2006.3.24

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