チェブラーシカ

不愉快な話で思い出しました。
ロシアの人形アニメ。これ4年ほど前にブレイクしたんですが皆さん覚えていらっしゃいますか?この1月まで国内版権はチェブラーシカジャパン(元吉本興業社員が作った個人企業)というところが持っていました。この手の権利ものにしては珍しく、個人が取得して公開やライセンス管理していたのですが、素人ゆえかロシアものゆえか版権争いに発展してしまいました。
初回DVD購入者特典でメディコム・トイとのコラボフィギュア作ったとこまでは良かったんですが、ここで大手にでも2次ライセンスを与えてやりゃいいものを、自分の手の届く範囲でやりたい、みたいな家内制手工業でやったため、人気が出てるけど商品が少ない状態となり。結局は儲け話のにおいに敏感な人物が海外でのライセンスを取得してグッズを作成。それを輸入の形式で国内販売するということになって、様々なグッズがあふれました。フィギュアなんかは明らかにメディコムのそれをコピーしたものでしたが、やっぱ消費者は買う訳ですよ。で、この人の話は「ほぼ日」でも取り上げられていたし、一からキャリアを築くっていうストーリーの信奉者も多いようですが、私がこの人を全く認めていない理由は、商売する上での誠意が感じられないからなんですよね。グッズの通販にしても、カフェの運営にしても、学園祭の模擬店レベル。「失敗しても努力している自分が好き」が基本で、普通の感覚からするとにわかには信じられないかも知れませんが、お客様への迷惑よりも、「そういう失敗は後で良い思い出になる」みたいに本気で考えているところが全く相容れない。ちょっとステレオタイプな見方ですが、堀江や船場なんかにあるような部屋カフェとかオーガニック系の小さいショップやってる人と同類のニオイがします。
モダンペッツとのコラボでチェブフィギュアを作った時なんて、確か店舗(東京)のみの販売で、途中で通販したときも「どれだけ欲しいか?」を葉書に書かせて売るか売らないか決めたり、ことごとく恣意的な印象でした。つまりね、「手渡しで買った人が大事そうに持って帰った」みたいな話を喜んでるわけですけど、その割には即効でヤフオクで転売されていて、地方のファンは自己満足に付き合わされて悲惨でしたねー。
一応、今でもそういう中途半端な店を営業されてるようですので、お暇な方は行ってみてはいかがでしょう?

チェブラーシカ [DVD]

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全4話を収録。1作目は1969年だから30年以上前だが全く古さを感じないのはキャラクターの愛らしさだろうか。こちらのDVDやボストカードブックは現在でも購入可能です。