伊藤みどりというスケーター

最近の報道ではスピード離婚のショックで鬱になったとかゴシップが流れてますが、私は誰がなんと言おうと伊藤みどりを擁護します。このところのフィギュアブーム再来で、今のスケーターと彼女を比較して、大したこと無かったなどと言う人がいますが、技術レベル以前に、採点基準や規定が異なるんですから、そんな比較は全く意味がないことです。もちろん浅田真央は素晴らしいスケーターです、だからと言って伊藤みどりが劣るかと言えばそんなことはありません。
ということで、そんな方は是非こちらのカルガリー五輪のフリーをご覧下さい。世界選手権で優勝する前年のこの頃が彼女の絶頂期です。そりゃね、スパイラルはギリギリだし、レイバックスピンも手の使い方に改善の余地はある、顔もラッシャー板前かもしれない、でも、この楽しそうなスケーティングを見てたら、何か胸を締め付けられるような感じがしませんか?今でこそアクセル以外のジャンプ5種類は飛んで当たり前ですが、当時はそんなことはなく、3−3のコンビネーションもほとんどやってる人はいない時代です。この実況陣の思わず「笑ってしまう/笑うしかない」リアクションも理解できるでしょう?ということで、今となってはちょっとジーンとくる映像ですね。

ところで、このカルガリーか次だったか、スイスかカナダの女子で予選落ちだったけどスピンだけ異様に上手な選手がいたと思うんですが、あの映像って転がってないのかなあ?凄いスピンだったんですよー。名前思い出せないなあ。