Bethに連載中 岩岡ヒサエ『オトノハコ』

講談社Bethという雑誌。なんだかレディコミ系だし、テイストがのだめを連載しているKISSみたいだなあ、と思ったら、なんだKISSの増刊扱いだったのか。この雑誌、最近増えているA5サイズ(クイックジャパンとかと同じサイズね)で、コンセプトは「キレイ系オタク」らしいんですが、こりゃダメだろ。大体ね価格が高すぎるっつうの、560円て、内容からしたら250円でも高い!

創刊号ではプラネテスでお馴染み幸村誠のインタビューとかあったり、内容は完全にダメって訳ではないけれど、薄いし、この3号連続で表紙書いてる作家がそもそもいらねー。すべてが中途半端な印象だった。どうでもいい作家を入れ替えりゃいいのに…。

で、本題に戻りますが、岩岡ヒサエの連作短編集『花ボーロ (IKKI COMICS)』の中の合唱作品「オトノハコ」をスピンオフして連載してるんです。この作品はそこそこ面白いんだけど。これを読むために500円以上払う価値があるのか?といえば「無い」でしょう。雑誌自体はそのうち廃刊になるでしょうから、書き下ろし追加で単行本が出てから読んでもいいんじゃないでしょうか。

これ買うならモーニングが増刊で出してる「モーニングTWO」てやつがお勧めです。オール読み切りで390円。オノナツメ「Danza」、山下和美不思議な少年」がダブル表紙ですが、どちらも読み応えありました。杉本亜未「FANTASIUM」ってのもクオリティ高いし、荒川アンダーザブリッジ中村光が描いたブッダとイエスキリストが主人公の「聖(セイント)おにいさん」なんて爆笑!こっち買いなさい!

つうことで、つまらん雑誌を買ってしまいました。