コムスン問題よりも…

訪問介護で最大手の「コムスン」が介護保険事業から撤退するかも?というニュースが反響を呼んでいますが、ある意味それよりも問題なのは、街中に溢れる違法な「保険適用マッサージ」でしょう。
うちの近所では、介護保険制度の開始時期から大病院と最寄駅の間にわらわらと診療所がオープンしました。客の入りが悪いところは潰れていって入れ替わりの激しい業界だなあ、と思ってたんですが、現在残っているのは、ほぼ100%が保険適用しているところです。
通常のマッサージの場合、仮に30分ならば2000円〜4000円程度で、だいたい1分あたり100円くらいが相場ですが、これでは客は入りません。ではどうするかというと、保険適用すれば1回あたり500円くらいで済む訳です。病院通いの年寄りにとっては月に2回程度寄って合計1000円の出費なら痛くありませんし、彼らは本気のマッサージを望んでいる訳ではありません。実際、この手の診療所の多くは専門学校を出たばっかりのような若い子ばかりを雇っていて、ババァにとっては自分の子供か孫ほどの若い兄ちゃん姉ちゃんが話し相手になってくれるからいいわ!というレベル。(一応、保険適用に必要な条件はギリギリ満たしていても実際の業務はバイトが行っているような感じ)
以前お試しで初回割引をやっている診療所に行って、まあまあだったので通ってみたら「今月は1回しか来られてないので2回来たことにして保険適用しておきましょう」などと言う保険適用が横行してました。
まあ、利用者側は安い負担、経営者側は保険でお金は入るからOK!と思うかもしれませんが、元は私たちが払った保険料ですよ。コムスンの問題をこれだけ扱うなら、こっちの適当な保険適用も追及しなきゃダメじゃないかなあ?