『ダイナー』(1982)

バリー・レヴィンソン監督の1950年代ボルチモアを舞台にした青春映画。当時は「ミッキー・ロークのダイナー」なんて邦題がついてましたが、作品の内容は共演しているケヴィン・ベーコンスティーヴ・グッテンバーグらとのモラトリアムな日々を描いた青春群像です。十数年ぶりに観賞しましたが、現在は失われてしまった美しい?ミッキー・ロークの姿を見ることができます。ところで、今見ると他の出演者に比べて彼は異質なほどフェミニンで、美容師役にしても髪型やメイクアップなんかは時代設定を間違えたかと思うくらい浮いてますねー。現在でも活躍している役者が20代の頃なので「若いなあ」と感慨深い気持ちになりますが、特典映像に収録されている20年後の出演者インタビューの姿と比較すると面白いです。この中ではModell役だったポール・ライザーはあまり変わってませんが、ホームアローンでお馴染みダニエル・スターンは何があったの?という変わり具合です。ちなみにミッキー・ロークはこの特典映像には出ていません。
ストーリーは、ある程度の年齢になった大人が見たら「青臭くて馬鹿な若者たち」という感じでしょうが、男性はこういう感覚や時代を振り返って、懐かしいなあと共感できるんじゃないでしょうか。

ダイナー 特別版 [DVD]

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廉価版が何度も再リリースされていますが、このプレス分は在庫限りのようです。手に入れたい方はお早めに。