【2007年09月24日(月・祝)】『タラフ・ドゥ・ハイドゥークス』@梅田 ザ・フェニックスホール


さて、Pricelessの後はもう一つ公演をハシゴ。先日のTETEの公演のチラシで気になっていたんですが、演奏を聴いたこともなく予備知識もゼロで当日券(6000円)で行ってみました、ルーマニアのジプシー楽団「Taraf de Haidouks」。この日の出演メンバーは10名でツェンバロン(ツィンバロム)×1、ウッドベース×1、ヴァイオリン×4、アコーディオン×2、ケーナっぽい感じの縦笛×1、ヴォーカル×1だったかな?曲によって休むメンバーもいて、ヴァイオリンだけどヴォーカルもやるケースもあるので流動的です。

これがねー、演奏聴いて唖然としました。
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例えたら何ていうのかなあ、ハチャトゥリアンの「剣の舞」みたいな感じの疾走感。それと、後で調べたら今年の「熱狂の日国民楽派」で来日してたの?


演奏もそうなんだけど、ビジュアルが凄まじくて、招聘元サイトのプロモーション用写真とは違ってオヤジファッション(決してLEON系ではない)で胡散臭い集団なんですよね。ヴァイオリンのおっさんは松方弘樹みたいな感じだし、めちゃくちゃ怪しい集団。ツェンバロン、ベース、は基本どの曲もありで、これにヴァイオリン、アコーディオン、縦笛、曲によってはヴォーカルが入って、超絶技巧で疾走感が爆発する演奏。これは絶対に生で聴いた方が良い種類の音楽です。録音だと洗練されちゃって薄い印象になっちゃうし、愛すべきオヤジ達の雰囲気が出ない。もう演奏する曲どれもが感情を揺さぶって掻き立てるもので、気付けば体がリズムを取って惹きこまれてしまう。前日の京都のイベントにも出てたみたいだけど、雰囲気もんアーティストとは全然違う魅力でした。これは来年また聞きたいなあ。会場も凄い反応で盛り上がりましたよ。いやー格好良かった。