【2008年09月06日(土)】モディリアーニ展@国立国際美術館

maru20042008-09-06


朝の時点で京都の例のイベントのタイムテーブルをチェックしたら、リアルの出番は16:55からで次が17:50ということが判明。やっぱり長くて45分くらいかー、と結局諦めきれないまま昼になったのですが、その時点で大阪市内は余裕で30度オーバー。

ということで、あっさり諦めて、行ってきました「モディリアーニ展」。国立国際博物館て初めて行ったけれど、なかなか綺麗ですねー。ただ中之島の再開発が凄まじいですね、そこら中にタワーマンションやらオフィスビルが建築されていて異様な風景。

さて、入場券はファミリーマートで前売りを買って14時過ぎに現地到着しました。美術館は地下1階がエントランスとレストラン、ミュージアムショップで、地下2階と3階が展示スペースでした。ほぼ文句ばっかりのレポートになりますが、まずは地下3階のモディリアーニ展から。

展示は公式サイトにあるように時代別にテーマを分けたものでしたが、まず客のマナーが最悪
静かに見ている人もいますが、全体的には美術館なのに雑踏並みのノイズ。その多くは展示品に関するヒソヒソ話とかではなく、普通の会話ですよ!絵をゆっくり見るために置かれたベンチはただの休憩所と化していました。あまりにも目に余る場合は係員が注意していましたが、いっそ入り口に『私語厳禁(Keep Silence)』とでも書けばいいのにと思いました。美術館で静粛にするのって最低レベルのマナーだと思うんですけどねー。
あと、来場者数の問題もありますが、展示スペースが今回の展示品数に合っておらず、なんだか無理やり詰め込んだ印象でした。順路の作り方が無理やりっぽくてコの字型になったスペースに人が詰まってしまって非常に見にくい感じがしました。これは東京はどうだったんでしょうね?

そして、混雑した展示スペースを出たら、これまた混雑したミュージアムショップを横切らないと出口に抜けられない構造orz これを見て、「ああ、やっぱり展示スペースが足りなかったんだなあ」と確信。まるで百貨店の催事場のような展示でした。まあ、展示作品そのものは楽しめましたし、これだけの作品をまとめて見れる機会は無いので良かったですが、残り1週間の会期中に行かれるかたはくれぐれも平日をお勧めします。

そういえば、今回の展示の中でポーラ美術館所蔵の作品が何点かあったんですが、どれもセンスの良い作品ばかりで驚きました。いやー。箱根に行く機会があればいってみたいなあ。

なお、グッズ類はモディリアーニ関連はやはり地下3階展示スペース出口売場が豊富で、ポストカード、クリアファイル、複製画、デッサンのシルクスクリーン、Tシャツなど様々。ただし図録は地下1階ミュージアムショップにも置いていて、こちらは入場せずとも買えます。モディリアーニ展図録は2300円、塩田千春展の図録は1200円でした。そういえば、図録の類もサンプル商品が置いてあるのに売り物のほうを手にとってパラパラめくってるアホが沢山いましたねー。そうそう、美術館オリジナルのキーチェーンやストラップがなかなかセンス良くて、今度行った時に買うかも。

さて、今回は同時期に地下2階では、塩田千春「精神の呼吸」とコレクション2「石内都宮本隆司」が開催されていたのですが、これがなかなか良かったです。
塩田千春さんの作品はインスタレーションで、エスカレーターホールから見える「大陸を越えて」という作品は圧巻(画像の作品です)。あと。20台ほどのベッドを置いた部屋を黒い毛糸で覆った作品など、非常に興味深くて引き込まれました。作品数は多くないですがとても素晴らしい作品でしたよ。まあ、こちらの作品も手で触れる客が多くて、係員がそのたび注意していましたが…
こちらはモディリアーニ展だけ見て帰る人も多かったみたいで比較的すいてました。コレクション2は写真作品で、こちらも見ごたえのある内容。来場される方は是非ご覧になることをお勧めします。

ということで、次回は平日に行きたいと思いました。