ツジトモ『GIANT KILLING』
えーと、団体でやる球技に全く興味が無いのにサッカー漫画にハマリました。モーニング連載中の「GIANT KILLING」です。全巻が平積みされているのが何となく気になって1巻目だけ購入したんですが、翌日には既刊をまとめて購入してしまいました。10月23日に7巻、11月には8巻が発売されるようですが先が楽しみで待つのがツライ(笑)。
絵そのものも良いけれど、これは原作(綱本将也)がすっごく良いのだと思います。これを読んだらサッカー観戦に行きたいと思うほど(実際はいかないけど…)ですし、ストーリーや登場人物の扱いのバランスが素晴らしいです。
本作には描かれていないんですが、例を挙げると、ワールドカップの時にインタビューされてるようなファンで「会社をクビになってもいいんで○○まで行ってきます!」てな感じに、やや自己陶酔してる人がいるでしょ?あとは「俺たちが行かなきゃ始まらないんで」みたいに海外まで応援しに行ってるサポーターとか、一般人からすると「海外まで行ってるファンの存在」は何とも思わないんだけど、ああいう「自分が支えてる」ってことをアピールする人には嫌悪したくなる気持ちってあるでしょう?本作でもサポーターに関して描いてる部分があるんですが、意外と中立というのかなあ、安直に浪花節に持っていかないところが好感持てました。
架空のストーリーだけど「こんなサッカーだったら面白いだろうなあ」と、これはもしかするとサッカー好きじゃない人が読んだほうが楽しめるのかもしれません。
お勧めです!
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