【2008年12月21日(日)】『☆たまつくりスマス☆ 〜 vitoiクリスマス会 in 玉造〜』@玉津会館 2階 洋室E

maru20042008-12-21


行ってきましたvitoiのミニコンサート。玉津会館は今時珍しいくらい年季の入った建物で、会場の部屋も奥に深い教室っぽい作りです。懐かしいというかボロというか(笑)、まあ味のある建物でした。受付でプログラムを受け取って中に入ると、縦長の部屋の手前にパイプ椅子が並んでいて、奥側が舞台というセッティング。左手奥の床には小さいファイバーツリーが光っていてあたたかい雰囲気。
開演ギリギリに到着したので、椅子に座って一息ついたら演奏が開始されました。
セットリストは以下の通り

1. Down to the River to Pray (Traditional)
2. That Lonesome Road
3. Star of the County Down (アイルランド民謡)
4. Hyokkori Hyotan Jima! (ひょっこりひょうたん島
5. All I Ask of You
6. Can't Buy Me Love
7. Silent Night
8. Jingle Bells
9. And So It Goes
10. Ob-la-di, Ob-la-da
en 明日

演奏曲はhttp://d.hatena.ne.jp/maru2004/20080928/p1:TITLE=9月のコンサートでも演奏されたものが多いですが、その時よりも会場が音響的に聴き易かったこともあって印象が良い曲が多かったように思います。(例えば1曲目の「Down to the River to Pray」を聴いた時点で、各パートの進行が良く分かる演奏だなあ、と感じました。)
プログラムの中では「ひょっこりひょうたん島」が音の面では一番良かったと思うのですが、「Silent Night」など2声でもしっかり聴かせるなあと思いました。
ただ、ちょっと思ったのですが、キングスシンガーズのアレンジものは難しいものが多くて、ある程度ハモった状態では演奏効果が出ないというか、聴き手にとっては感動が伝わりにくい場合があるのかもしれません。彼ら自身が演奏しても微妙な場合があるくらいだし…(笑)
そう言う意味では、マドリガルとかロマン派でもいいんだけど、簡単なハモリの分かりやすい曲を何曲か入れて欲しいかなあ。今回はアンコールで歌った「明日」がその路線に近いんですが、たぶんこれが一番会場で反応が良かったと思います。最後列で聴いていたので客席の反応を見ていたんですが、数名(最低でも3名)は泣いているお客さんがいたと思います。かく言う私もその一人ですが、アンドレ・ギャニオン(André Gagnon)のメロディが美しいだけでなく、歌唱そのものが素晴らしかったですねー。特にリードのともべさんの歌は、孤高というか、達観とでも言ったら良いのか、単なる「感傷」ではない表現で、とても「まっすぐ」で、聴きながらちょっと打ちひしがれてしまった。

クリスマスコンサートということで、配布されたプログラムの記載内容で「当り」が決まって、神戸のhttp://www.apolan.jp/kobe_story/20080724/index.html:TITLE=アールディプリュスという店の焼き菓子を頂きましたが、サクっと甘さもちょうど良くて美味しかったです。ありがとうございました。

いやー、行って良かったです。素晴らしい演奏会でした。