【2009/10/04(日)】『アンサンブル・ヴィトワ 秋のミニ音楽会 in たまつくり』@玉津会館 2階 洋室E

vitoiのミニコンサートに行ってきました。我が家からは比較的近いロケーションというのに、開演時間を勘違いしてしまい最初からは聴けず… orz
さて、到着時点で既に3曲くらい終わっていて、プーランクドビュッシーの曲はどちらも聴けず、ああーとさらにショック(自業自得なんですが…)。
会場は前回のクリスマスの時と同じですが、観客がとても多かったです。50席ちょいくらいでしょうか?ほぼ埋まっていました。毎回そうですが、今回も渡されたプログラムの趣味がいいです、シンプルで美しいデザイン。
さて、演奏ですが、初めての演奏会、前回のクリスマスと聴かせて頂いていますが、今回の演奏の進歩具合には驚きました。レパートリーとしてずっと歌っている曲もあるけれど、ハーモニーが明らかに良くなっています。前回までは、曲によって「音がなあ…」というものがあったけれど、今回は、同声のパート間、リードとコーラスなど、歌う上でそれぞれの関係が意識されている演奏でした。例えば、アンコールの「明日」は、前回はリードを歌っている「ともべ」さんのヴォーカルの印象が強くて、その声に表れている精神性みたいなものが感動の中心で、コーラスはどちらかというと副次的な存在みたいだったのです。ぶっちゃけハーモニーというよりも、他の要素が感動のもとになっていたのですが、今回は違います。もちろんリードはとってもいいんですが、歌い出しの音が鳴った瞬間にハーモニーが定位する感覚というのか、おおっ!と思いました。演奏の力み(りきみ)が減って、音楽が自然なので聴き手もリラックスできて、より感動が伝わります。
私がvitoiでいいなあと思うのは、取り組むときにスタイル先行じゃないところ、一般的によくあるでしょう?イズムに酔っているような団体。演奏を聴くと、そういう表面的な集いは肝心の演奏がgdgdなんだけど、ここは実が伴っていて素晴らしいと思います。
あえてちょっとだけ改善要望。会場が奥に深いので、メンバーさんによってはMCの声が聞こえ難い場面がありました。それと、男声の発声が曲によってバラついたり、声が喉の奥に落ちている人もあったような…、声の個性は別にいいんですが、曲によっては発声の方向を合わせたほうが聴きやすいし、ピッチも合うような気がします。
ということで、フランスもんを聞き逃したのは悔しいですが、次回の演奏も期待しています。
やはり行って良かった〜♪