【2010年08月28日(土)】WANDERING PARTY「total eclipse ─トータル・エクリプス─」@国立国際美術館

この日は展示の連動イベントで演劇公演がありました。会期も終盤に木、土、日の3公演。木、土は束芋さんと、舞台の作・演出:あごうさとしさんのアフタートークがあるので、この日に行ってみました。17時閉館で演劇公演の開場時刻の18時30分まで入場できないので、ほたるまちに移動してMamezo&Cafe(豆蔵カフェ)で食事。ロハスなOLが好きそうな原価率の低い「生姜焼き」セットを食べました。950円くらいだったと思うけど量少なすぎ。まあ、暑かったからエコ無視でエアコンがガンガン効いている店内は良かったけど(笑)。

食事してからボチボチ開場?という時刻に美術館に移動。
が、演劇公演を常に行っているわけじゃない施設なので、案内のグダグダっぷりの酷さに唖然。美術館自体は地上に入り口があるのですが、ここの開場時に整理番号順に並ばせるかと思いきや、微妙な様子。入場する客が自発的に並びましたが美術館側は結構な放置。イライラしているお客さんが多かったですよ。で、演劇のある美術館の展示スペースへはB1の受付から入るんですが、ここで整理番号順の入場だったんですよねー、でも「友の会」は整理番号関係無しに入れたみたいで、それなら最初に言えよー!とちょっとむかっ腹。
当日券に並んだ人が沢山いましたが、会場は仮設ひな壇を設置して、イス席が90席ちょいでしょうか、前売り券の人はイス席があったようですが、当日券は地獄の桟敷席。イス席と舞台の間の床に3列分ありました。5cmくらいの木製板に座布団を置いたものですが、前後が相当厳しい感じで、自分があそこに座れと言われたら立ち見か、最悪帰っていたと思う。

1985 年に社会を震撼させた豊田商事会長刺殺事件をめぐって、そこに居合わせた報道陣の実際の証言、刺殺された男の半生をモチーフに、現在と過去が交錯する時間軸で展開する舞台「トータル・エクリプス」。束芋の今展覧会のテーマ「断面の世代」の原点となった本作品を、束芋の最新映像とともに再演します。
日時: 8月26日 (木)、8月28日 (土)、8月29日 (日)
いずれも開場午後6時30分、開演午後7時
会場: B2階展示室
定員: 各回80名、全席自由


さて、舞台は60分強の作品でしたが、後のトークによると、公演毎にシナリオを練り直してエピソードの追加や削除を行っているとのこと(上の横浜美術館での公演とも内容は変わっているそうです)。正直言って、すごく面白い訳じゃないけど、束芋作品とのリンクは分かって楽しめました。前半はとてもテンポがあってよかったけれど、終盤は、事件の結末は分かっているので、どんなオチに持っていくのかなあ?と期待したけれど、むーん、あんまカタルシスの無い感じ。本編+トークとロビーでやっていた新作「輪郭線」を見てちょうど2時間くらいでした。
これは観に行って良かったなあ。