【2006/06/17(土)】GiantGrammy「あれはもしや怪獣ではありませんか?」@インディペンデントシアター2nd

maru20042006-06-17


最近は、「行ったことのない劇場を巡るシリーズ」という感じで観にいってますが、行ってきました雨の中。
日本橋にある劇場、in→dependent theatre 2ndで、2館あって、こちらは大き目の2ndという劇場で恵美須町で降りて「でんでんタウン*1の東側を5分ほど北上すると路面の雑居ビルの1階通路の奥まった場所にありました。印象は懐かしの扇町ミュージアムスクエア*2を思わせます。
今日観たのは、GiantGrammyという劇団で、再演ものだそうです。会場はゆるい傾斜のひな壇に6+6で8列(後で追加されて10列くらい?)ほどの客席がセットされて80名強の入りでしょうか。前売り2000円でした。

以下、あまりネタに触れてないけどネタばれ。
さて、どうだったかと言うと、うーん悪くないけど策に溺れたというか、舞台セットや演出はなかなか良くて、例えば導入部の映像で番組風に見せるところや、船乗りのシーンからタイトルロールってのもかっこいいし、終盤の屋台崩しも凄い、ただ肝心の本編がどうもねー、イマイチ。
で、その原因の最たるものが役者の発声、というか声のボリューム。出演者リストを見たら主演みたいですが、緑のミッキーマウスのTシャツの彼がウルサイ!その必要以上に大げさで一本調子な大声が不快で集中できなかった。千鳥の大悟あるいは萩原流行似の真心(「しんじん」と読むらしい)さんも若干その傾向があるが、大劇場ならまだしも目の前にいる客に対してはもう少し考えて発声して欲しい。ほんとに不快で途中で帰ろうかと思ったほどだった。
ストーリーに関しては序盤から中盤にかけて散漫で、笑わせようとしてると思われる場面で場内でクスリとも反応がなくて、刑事が出てきた場面でやっと反応があった程度。ドタバタで大団円に持っていくってのは常套手段なんだけど、オチてなかったように思えた。個人的に、AV女優役の人とそのマネージャーコンビ、あと超能力者のマネージャー役?の人も良かったが、やはり1時間40分のうち1時間が中途半端なスキットってのはつまらん。脚本をもうちょっと練り直してもらったら分かりやすくなるのになあ、なんて思いました。(お兄ちゃんのお漏らしネタは上演が終わって家に帰ってから分かったんですよねー。本番観てるときは何してんだろう?と思ってました。)

*1:東京で言う秋葉原。古くからある電気屋街だが最近では大型家電量販店の台頭で岐路に立たされている。アキバと同じく何故かこちらもオタク向けショップがあるようです。

*2:神山町交差点にあった大阪ガスがやっていた複合ビル?1階にあった劇場は関西小劇場のメッカと呼ばれ、小劇団にとっては「いつかはOMSで!」という感じだったがビル老朽化を理由に2002年12月閉館。今は無きオホホ商会とかも上演してましたよねー、懐かしいなあ。