【2006/10/21(土)】アプレミディ5周年記念ライブ 〜第5回こんきち組〜@高麗橋・日本基督教団浪花教会

行って来ました、こんきち組。今回はapres-midiさんの5周年ということで、メインがapres-midiさんで、アプレさん繋がりで広島から Singers-K さんがゲスト出演。そしてお馴染み、あまとら A7 の4バンド構成。会場の浪花教会淀屋橋をちょい下がって御堂筋の東側を2ブロック入ったところで、道を挟んだ向かいが田原俊彦のCMでお馴染みAPAグループの高層マンション、建物の並びはフレンチのシェ・ワダという都心のロケーション。築70年以上ですが、階段を上がって2階にあるステンドグラスの美しい聖堂が演奏場所でした。

さて、演奏は最初にapres-midiが挨拶代わりに2曲、続いて、あまとら、Singers-K、A7、再びapres-midiという流れで、持ち時間は各30分ほど、15時開演で終演は17時過ぎくらいでしょうか?日差しのせいか室温が少し高かったようで、聴いている方はまだしも歌っている方々は暑かったと思います。また、古い教会ですからPAが備え付けというわけではなく持込で、歌っている側へのかえりがあまり無かったのか、残響の問題か、音は取り難いように思えました。でも、だんだん日差しが傾いて暗くなっていく聖堂は趣き深かったです。さて、ざっと振り返ってみます。まずオープニングでapres-midiが歌ったA capella in Acapulcoが個人的に大好きな曲なので嬉しかった。同じメジャー曲でChili con carneは聴く機会が多いけれど、これをちゃんと歌うのって凄く大変ですよねー。かみぃさんのファルセットも良かったです。あまとらは、てんこさんがリードの時と、こんきちさんがリードの時でハーモニーの関係が変わるのが楽しい。前にも書いたような気がするけど、前者はリードの個性が強く出ていて、後者は親和性の高いハーモニーと言ったら良いのでしょうか。例えば、圧倒的に強いリード1本というバンドもあるけれど、それだと曲によっては合わないものも出てくるわけで、その意味でも幅が広がって自由度が高くなって良いと思う。そうそう、今回は途中で女声2名のパートがクロスして一瞬トリッキーな感じでしたね。それとCoffee Calls for a Cigarette は予想していなかったので驚きました。あと時節柄、虫の声、小さい秋みつけた、などはぴったりでしたね。
ゲストのSingers-Kさんは、メンバーさんをよりアイ(だったかな)でお見かけしたような気がしますが、9名(?)のメンバーが入れ替わりで構成されているそうで、今回も女声が交代しながらの演奏でしたが、なかなかの演奏で、Amazing Graceあたりでは会場で涙を拭っているお客さんもおられました。あとは、うーん、ちょっと言いにくいのですが、個人的には「母音押し」と「明らかに半音近く浮いてしまったリード」は気持ち悪くなってしまったので改善して欲しいなあ……。(全体的にはすごく良かったと思うのですが1〜2曲だけ気になったのです)
A7は、他バンドがリアルグループやトライトーンのアレンジものを歌う中、アニソン(70年代など比較的懐かしいもの中心)だったため、お客さんが分かるかな?と心配していたようですが、少なくとも私は全部分かりましたし、ロロロロシアンルーレットとかめちゃくちゃ懐かしかった。歌唱も、よりアイの時のようにテンポが走ることも少なかったので良かったと思います。ただ1点だけ要望を上げるなら、リードはハーモニーの主旋律ではあるけれど、歌ってる本人だけが楽しい状態だとカラオケと同じになってしまうので、バランスとか他のパートの音との関係を少しだけ意識した方が良いと思います。(これはアレンジの問題とは違います、念のため)
最後に再びアプレさんが登場。いつも雰囲気がスタイリッシュですよねー。今回はリアルの曲が満載で本当に楽しめました。Walking Down the Streetとか、かっこよかった!ということで、楽しい土曜の午後でした。