【2006/11/29(水)】アンサンブル・プラネタ コンサート2006@大阪ビジネスパーク円形ホール

行ってきました。アンサンブル・プラネタのコンサート。実は、たまたまネットで割引の告知を見かけて行ったのですが、動員が芳しくなかったようで限定格安チケット(定価の半額以下)が提供されており、行ってみたら座席が非常に聴きやすい席で、早くからチケットを購入していたファンの方には申し訳ない感じでした。会場はOBPにある昔はMIDホール?と呼んでいた松下の多目的ホール。キャパは300ちょいくらいだと思いますが、会場に着いたらホールの前方に200席弱ほどイスが並んでいて実動員は150は超えてなかったような…。毎日放送主催なのに何で?と逆に憤りを感じたほどです。

さて、プログラムは最新アルバムの収録曲を交えつつ前半8曲、20分の休憩を挟んで後半がアンコール含めて11〜12曲?トータル20曲ほどで約1時間40分くらいでしょうか。私はテレビで見かけたりする程度でしっかりCDを聴いたりしておらず、予備知識無しで行ったのですが、非常に良かったです。どうやらメンバーさんは入れ替わったりしているようですが、今の4名編成なかなか良いと思いました。特に魅力的だったのはソプラノの戸丸さんとアルトの村田さんの声!前者はオーソドックスなクラシック、後者はエキゾチックでグラマラスとでも言うべき個性的な声。(もちろん残るお二人も素晴らしかったのですが、外声の印象がやはり強いですからねー。)
演奏曲で一番良かったのは、ホリデーシーズンということで歌った「まきびとひつじを(The First Noel)」これは音がドンピシャでした。曲の終盤に向かってどんどん美しい共鳴が続いていって、これ一曲でも値打ちがあったと思います。他の曲もそうですがアレンジがいいですねー、テクニカルな要素が多いと思うんですが、仕上がりはそれを感じさせず楽しかったり美しかったり、いやー堪能しました。でね、最初の憤りの話に戻りますが、こんなに素晴らしい演奏で、お客さんも多くは無かったけれど演奏に熱い拍手を送って、会場の雰囲気は良かっただけに、もったいないなあと思いました。演奏する側の立場になって考えたらテンション下がっても仕方ない状況なのに(当たり前とはいえ)しっかり歌ったプラネタさん、ファンになりましたよ。

サインもしてもらえるということで、最新アルバムを買ってみましたが、1曲目に収録されている「だったん人の踊り」(ポロヴェツ人が本来のタイトルなんですかね?)などは、先日のシックスティーンと演奏した村治佳織さんの盤より圧倒的に良かったです。まあ、編成やアレンジがそもそも違うから比べるのは意味がないんですが、こっちの方が聴いてて気持ちいい!静謐な美しさというか、穏やかな叙情というのか、他の盤もチェックしてみたいですね。なお、コンサートは12月1日東京・紀尾井ホール、12月10日和歌山・いろり館での公演があるようですので、お近くの方は是非!

さて、ちょっと検索してみたら、先日リアルグループも出演したNHKの番組「シブヤらいぶ館」の収録が11月にあったようです。放送は年明けですが、こちらも忘れず観たいと思います。

シブヤらいぶ館《シング・シング・シング》
秋川雅史アンサンブル・プラネタ
1月18日(木)23:00〜放送予定《HV》 
1月25日(木)18:00〜放送予定《BS2》

Largo

アンサンブル・プラネタ
ポニーキャニオン

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「家路」でお馴染みドヴォルザークの「新世界より」、威風堂々などオケものから、浜辺の歌、恋はみずいろ、ジブリ作品の挿入歌などバラエティ豊かな選曲。穏やかに過ごしたい時間にぴったりですよ。(SACDハイブリッド盤もリリースされてますので、視聴環境のある方はそちらをお勧めします)