【2007/05/13(日)】よりアイ@ディオス北千里

行ってきました。http://www.phaco.net/yoriai/:TITLE=『よりアイ』

いやー天気は良かったのに午前中からどんどん押して最後は予定より1時間以上遅い終演。
運営の方々はアカペラ業界のベテランさんだったり、各種イベントの先駆者だったりで、無料で出演させてもらってるバンドさんはなかなか意見できないと思いますので、(もちろんギャラも無しで尽力されている運営スタッフのご苦労は承知していますが)ここで改善要望というか勝手に提案。

このような長時間イベントではオンスケ進行は難しいのですが、ズレを最小限に収めるためには途中に調整ポイントを設けることが不可欠だと思います。今回の場合だったら、

1st 10:00 - 12:30
2nd 13:00 - 14:45
3rd 15:00 - 17:00

こんな感じで、スケジュールが押しても巻いても時計を戻せるタイミング設定が必要では?
それで各部は必ず時間通り開始できるよう出演バンドの演奏時間と入れ替え時間を考慮してスケジュールを引くのです。仮に前倒しになった場合でも各部の開始時間を早めることはせず、休憩か飛入りタイムにすることで、聴く方も演奏する方も準備に余裕ができます。入れ替え時間は1分あればギリ大丈夫という感じでしょうか。(2分だとおそらく当日は巻き進行になると思われ…)

あと、出演バンドには、
・MC時間も含めて演奏時間を申告するよう徹底する
・当日の演奏開始時間と入れ替え時間を周知する
・出演予定時刻の10分前(遅くとも前のバンドの演奏開始時)には舞台袖スタンバイ
・場内アナウンスで、出演バンドを紹介する際に、召集のため次のバンド名もコールしておく etc.

これをやれば劇的に改善されると思います。例えば昨年はすごく早い進行だったでしょう?あれは事前に「時間を守って下さい」とアナウンスがあったからです。
あと、複数バンドの掛け持ちメンバーが多いから、知らないうちに出番が入れ替わっちゃうと、練習していて気付かなかった、ってのもありえますので、当日のスケジュール変更は避けた方が安全です。例えば今回は、1時間押しになったため時間制約のあったバンドの出番が繰り上がってましたが、あれをやっちゃうと他のバンドにも影響しますよね…。

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当日の話に戻りましょう。

前日飲みすぎて体調いまいちだった私は、15時半という終盤に行ったのですが、会場がここ数年の1階「出逢いの広場」から以前の「5番館屋上ときめき広場」に変わったことを知らなかったため、めちゃくちゃ会場を探しました。(よりアイHPには書いてありますが開催日も古い日付で、あれでは告知したことになりませんよねー)練習をしているバンドさんがそこら中にいたので、この辺りなのかな?と、さまよい歩いていたら、咲奏和の女声お二人にお会いして会場が判明(助かりました)。そこで1時間押しだということが分かって、個人的には間に合わないと思っていた演奏も聴けて良かったけれど、朝から1日中聞いたり、出演していた人たちはキツかったと思います。(ダラダラしてると疲労UPするし)

気温はそれほど高くなく、風もあったので暑くはなかったのですが、屋根など遮るものが一切無い屋上の日差しは強烈でした。2時間ちょい居ただけで紫外線にやられて皮膚が痛いです。あれはサングラスと帽子、日焼け止めを塗るくらいしておかないと危険ですね。全く逃げ場がないですもん。5月の紫外線はハンパじゃないです。

さて、聴けたバンドさんで印象に残ったものは、

〔Mar de Mudar〕
最初にバンド名を見たときに、http://www.dozaemon.net/:TITLE=デキシード・ザ・エモンズかよっ!(笑)と思ったんですけど、馬鹿馬鹿しいことを本気でやってるのが良くて、最初の音取りがマリオの1UPって…、まさか最後のGから音を取るかと思いきや、これもムダに取り直し(笑)。こんきちさんのアレンジはムダじゃないけど、「これを屋外で歌うの?」という強烈なものでした。曲は「ドナドナ」なんですけど、ある意味「王道」な展開や、2コラ目で「TAKE FIVE」を組み合わせるのも面白かったです。(そういえば「東京ラプソディ」にモーツァルトを組み合わせてた知人がいますが、案外合っちゃうもんなんですね…)

〔うらら6〕
たしか昨年初出場だったと思うのですが、女声がすごく上手になっていました。以前はノリの良い外人男声メンバーが目立っていたのが、親和性というかバンドとしての一体感が出てきたと思います。周りの人とも「うらら凄く良くなってるねー」なんて話しました。

〔Five Inmotion〕〔P-Ange〕
ひとくくりにするのも何ですが、どちらも外国人男性が参加しているバンドです。(※「P-Ange」さんは全員日本人でした。訂正して、お詫びいたします。)音がどうこうというよりも、カウントのとり方が違うのかなあ。よくあるグダグダ感が無いんですよねー。どちらも魅力的でした。


〔OTTORIO〕
「ブラジル」と「イパネマの娘」を歌ったんですが、一瞬で潮騒のような雰囲気を感じさせる演奏はさすが。聴きながら「TRIO ESPERANCA」を思わせるねー、なんて話してたんですが、私がもう一つ思い出したのはポカスカジャンの「津軽ボサ」。曲はイパネマの娘♪なのに歌詞が下品なので、嫌いな方はお勧めしにくいですが、興味がある方は聴いてみて下さい。http://www.1101.com/PSJ/2004-09-16.html:TITLE=ここの下の方に映像へのリンクがあります

〔あまとら〕〔apres-midi
大人のアカペラバンドの出番が続きました。あまとらはお馴染みのネタのコーナーもありましたが、今回は両バンドともリアルの曲を歌ってましたね。あまとらの「It Don't Mean a Thing」は以前から、なかなか音が入ってこない、とメンバーさんに伺っていたんですが、演奏なかなか良かったですよ。後で録音聴いてもいい感じでした。

あとは常連バンドの〔RUBIK'S QUBE〕〔West Tribe〕あたりも安定した上手さ(今回はWest Tribeが良かった)でした。私は10バンド弱しか聴いてませんが、ちょっと思ったのは、いわゆる「声がいい」ソロ系ヴォーカルの人のピッチが総じて低い印象があったこと。バックが楽器だったら問題ないと思うんですが、アカペラだとすごく気になりました。なお、午前中にゲスト出演した韓国の「CARMEN」さんを紹介するためにトライトーンの嘉一郎さんも来場されてたそうで、他にも聞き逃した気になるバンドもあったので、ああー昨日あんなに飲まなきゃよかった…と後悔しました。

そうそう、今回は先日買ったローランドのR-09を持っていって録音したんですが、まあまあ録れてました。風の音が入るのでLOW CUTをONにしたのと、びびって録音レベルを低めにしたので若干ボケた印象はありますが、後から聴きなおすと楽しめますね。ただ、どうしても近くの話し声や会場内の足音も拾ってしまうので、次回は録音ポジションを考えた方がいいな、と思いました。あとは風防をつけるくらいかな。(屋内でスピーカーに対して良いポジションで録音したら結構いい感じだと思うので今度トライしてみよう)

ということで、また来年が楽しみです。