【2008年09月27日(土)】佐伯祐三展@大阪市立美術館

やっと行ってきました佐伯祐三展@大阪市立美術館

会期中に一部作品は表裏を入れ替えるようで、一部は28日までの展示になるのでとりあえず前半に一回は見ておこうと思い行ってきました。ちなみに会期は平成20年(2008年)9月9日(火)〜10月19日(日)までです。
さて、展示は以下の5つのテーマに分けて30歳で客死するまでを同時期の他の作家の作品とともに辿る趣向。
第1章 凝視する自己・自画像の時代  〜東京美術学校時代からパリに行くまで〜
第2章 ヴラマンクとの出会い  〜第1次パリ時代〜
第3章 帰国時代
第4章 燃え上がる熱情、パリ  〜第2次パリ時代〜
第5章 画家・佐伯祐三、最後の3ヶ月。モラン、そして死

今回は展示作品数も多いので、それぞれの時代をゆっくり見て回りました。作風の変化も面白いですし、一緒に展示されたヴラマンクの作品なども鮮烈な印象でした。あと、ライフマスクはなんだか不思議な感じがしましたね。佐伯祐三の作品はCDジャケットに使われたり目にする機会も多いのですが、やはりタッチは印刷物では分かりませんので実物を見て良かったなあ、と思いました。この展示に行った方のblogを拝見したら初期の作品はもうひとつな印象だった、と書いてあったのですが、無くなる直前の作品に向かって変化していく様は非常に惹かれますし、シリーズで見ると本当に面白いですよ。あとね、来場者がこの前のモディリアーニ展とは違って、概ね静かに観賞していたので集中して観ることができました。ま、おばちゃん2人組とかカップル、おっさんは喋ってたけど許容範囲。土曜夕方にしては大混雑というほどではありませんが、会場が狭いので一箇所に固まっている場合は他の作品を見てから戻れば見れました。ただ最晩年の作品はいつまでも人が滞っていてちょっと見難かったかな。

これから後半の会期になりますが、行こうと思う方に情報提供。
観覧時間は午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)なんですが、一点ずつゆっくり観賞したい方は1時間では少ないと思います。特に今回は同一会期で「特集展示 大阪市立近代美術館コレクション、その誕生と成長 ― モディリアーニローランサンから今井俊満バスキアまで ―」が併催されているので、両方みるなら最低2時間は必要かと思います。私は15時半頃に入館しましたが結局そちらは見る時間がありませんでした。(後半会期でもう一回行く予定)
それから売店は16時45分までと放送されていました。たぶん早めに退館させるためだと思いますが、閉館直前は混むので早めが良いかも。図録が2200円、ポストカードは17種類?くらいあって一枚100円、A4サイズのクリアファイルが350円(人形、カフェレストラン、郵便配達夫、の3種類)、他はちゃんとみてないのですが、ボールペンとかキーチェーン?、複製画などがありました。
ということで、次回は14時までには行こうと思います。 写真は美術館から出たところで通天閣方面を見たところ。日が暮れるの早くなりましたねー。

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