【2008年10月12日(日)】「Rock'n Night Again 2008 〜We are Back〜」＠新長田・SITE KOBE

5バンドの対バンイベント「Rock'n Night Again 2008 〜We are Back〜」、咲奏和を聴きに行ってきました。会場のSITE KOBEは神戸・新長田の商店街にあるライブハウス。このあたりは震災の被害が大きく、ビルがある大正筋も火災で焼失してしまい、後に再開発したようです(ネット上で震災時の写真が公開されていました→こちら)。ですから商店街の通路は広いし建物も新しくて、最初は歩きながら「やたらと新しいのは何でだ？」と思ったくらいです。SITE KOBEはこれらのビルの4階にあって、会場内は2フロア分の高さでキャパもスタンディングなら370名程度、この日は前方がテーブル席、後方3列ほどがイスを並べたセッティングでしたが余裕で100名は座れそうでした。ドリンクカウンターではアルコール類500円、ソフトドリンク300円で、フードはピラフをチンしたものくらいで種類がありませんが、ミックスナッツが200円だったので食べました。プラカップに1杯分くれるので予想外に食べ応えがありましたよ。あとは、会場ロビーには数は多くないですがコインロッカーもありました。それとちょっと意外だったのは会場内が喫煙可能だったこと。以前はバナナホールあたりも吸えましたけど最近は少ないですよね。まあ、とにかく大きめでいい感じのライブハウスです。この日の入場料は2000円＋１ドリンク500円でした。動員は開演前で70〜80程度？で、その後増えていったように思います。

さて、開場は16時、開演が16:30で5バンドが展開含めて1時間の出番でしたが、私が聴いたのは1バンド目の「たつくんバンド」と2バンド目の「咲奏和」のみ。たつくんバンドは以前サキソワールドでも出演していた咲奏和のSizさんの妹Akaneさんがアルトサックス参加しています。他のメンバーは40代後半？くらいで、ジャンルはJAZZというかフュージョンですね。T-SQUAREやカシオペアなどの80年代の懐かしい曲で、あんまり聴かない私でも「これは知ってる」と分かる曲が多かったです。ここはライティングも良いし、なにより音が大きく鳴っていても耳障りじゃなくて聴きやすい！50分ほどがあっという間でした。
続いて、咲奏和。今回の演奏曲はお馴染みのものでしたが、幕開きの「G線上のアリア」は前回やった「あまソワ」の時よりも声が出ていたと思います。んで、これで始まると「L-O-V-E」でMCという流れなんですが、今回も『会場にモノを配る作戦』があってビックリ。画像がそれですが、今回は名刺と飴が入ったハロウィン仕様。今回特に良かったのは、舞台のスペースがミノヤの3倍くらい幅があるのでダンスや位置の変化が非常に効果的だったことで、移動距離が増えてメンバーさんには大変だったかもしれませんが、すご〜く良かった。「Don't You Worry 'bout a Thing」から「Sing, Sing, Sing」にかけて運動量が増していくんですが、本当はこんな感じでやりたかったんだ〜、と新たな発見ができました。そうそう、途中で再びAkaneさんが参加して「Take Five」を演奏したのも良かった。
あと、いつもは咲奏和を知っているお客さんが多いので、ＭＣの時でもやたらと反応が良くて内輪受けっぽい感じになることもあったけれど、今回は知らないお客さんばかり、しかも年齢層高めだったにも関わらず会場の反応が良かったと思います。舞台で話す側にとってはいつもと反応が違うし、距離感も戸惑うんじゃないかなあ？と心配しましたが、実際の会場からは「どんな感じかと思ったら凄く上手いよねー」との声が聞こえたり、最後の「ひとつぶの雨」の時にも目頭が熱くなっているお客さんが一人じゃなく何人もいましたよ。
終わった後でメンバーさんは新曲が入ってないと気にされてましたが、別にレパが少なすぎるとは思わないし、序盤の構成はあれで良いと思うんですよねー。それに曲によって表現したいことが明確に出ているから数回聴いたくらいじゃ飽きないし、うーん新曲はボチボチ増えていったら嬉しい、という感じ。ということで、太鼓持ちレポみたいで嫌ですが、不満が無いんだから書きようがないです。次も楽しいライブ期待しています♪

■咲奏和セットリスト
　Air [G線上のアリア]
　L-O-V-E
　Fly Me to the Moon
　Take Five
　Dream
　Don't You Worry 'bout a Thing
　Joyful, Joyful
　Sing, Sing, Sing
　ひとつぶの雨