白鶴酒造「酒蔵開放」

maru20042009-04-11


JRでも連動企画「灘の酒蔵探訪」と題してスタンプラリーをやってますが、4月11日〜12日は白鶴酒造の酒蔵開放でした。時間は両日とも10時〜14時で、工場見学や試飲、地元町内会と一緒に模擬店が出たり、入場無料(一部は有料)で楽しめるイベントです。白鶴酒造の最寄駅は阪神住吉で徒歩5分ほど、JR住吉からでも歩けますが、2号線→43号線を超える位置になるので徒歩15分〜20分でしょうか?行きは道が下りなので案外楽です。
天気は快晴。しかし後でこれが問題に…

会場に入った右手には、酒米山田錦生産地である吉川町(よかわちょう)の産直品(野菜・卵・米など)、この日限定の山田錦で作ったおにぎり(1個100円)、白鶴が販売している酒かすをクリームに混ぜ込んだ「御影ロール」(たぶん1260円だったと思う)、地元町内会の皆さんが出していたフランクフルトや焼そばなどの模擬店があって食事用のテーブルが置かれたテントでは家族連れが食事してたり楽しい感じ。

会場内の受付テントでは、クイズに答えると商品がもらえる「日本酒クイズ」の用紙も配布されていました。これはスタンプラリーのように会場を回ると答えが分かるもので、クロスワードパズル方式で文字を合わせて答えを出すものでした。正解者の商品は清酒か甘酒が選べました。

私はとりあえず試飲!ということで資料館の中へ。ここでは、微発泡で甘口のさざめきが無料試飲できました。100円の有料試飲も試してみましたが、空きっ腹に日本酒は堪えますね(笑)。試飲した大吟醸は4合瓶で3500円!という高価なものでしたが、吟醸香がふわっと香ります。

この日は11時と14時にQ.T.Honeyのアカペラライブがあったので資料館の中にあるホールへ移動したのですが、すでにギッシリと椅子はうまっていて座ることが出来ず、会場後方の出入り口も人であふれてきたので2〜3曲聴いてやむなく撤収。久々に聴かせて頂きましたが上手いですよねー。選曲も客層に合わせてJ-POPのヒット曲が選曲されていました。会場も結構ノリが良かったなあ。

再び日本酒クイズに答えるため、今度は工場へ移動。
構内って感じですね。

画像の奥で白衣のようなものを着ている軍団は、醗酵室に見学で入る皆さんです。通常の見学ルート以外にも1日3回人数限定で見学できるのですが、あっという間に申込みが締め切られていました。

工場入り口ホールでは山田錦の仕込み用に磨かれた米を蒸したものが試食できたり(11時と14時の限定)、垂れ口の試飲もありました。蒸したものはもう無かったので米をちょっと食べさしてもらったらほんのり甘い!これは精米歩合60%ほどらしいですが、大吟醸用のものは38%!で仁丹みたいなものだそうです。半分以上を磨いて落としちゃうってことかー。

社員さんは何故かじゃんけんしてました。和気藹々の楽しい雰囲気。

工場見学の後は、樽巻きショー。撮影枚数が多いので興味がある方はfotolifeの方でご覧下さい。ここでは早送り。

2つの四斗樽を巻いていますが、奥は水が入ったもの、手前は一斗分(18リットル)だけ酒が入ったものだそうです。手前の方は上げ底になってます。(上の画像がそれ)

巻いている「菰(こも)」は、すぐに鏡開きするものは上の部分を折り返して巻くそうです。

せっかく巻いたのに鏡開きするため開けちゃいます。漏れないようにシッカリしめてあるので開けるのが大変。

蓋になっている部分の接合分かります?1枚板ではなく細い木材を木のビスみたいなので継いでいるそうです。

来場者から希望者2名が鏡開きに参加。

おめでとうございまーす。と鏡開き!

無料酒に群がる人々

樽巻きは楽しかったけれど直射日光にさらされて明らかに日焼けしちゃったなあ、なんか熱っぽいぞー、帽子持ってくるんだったよ。これ次回行こうと考えてるかたにも注意点です。日傘差してる人もいたけど、あれはイベント会場では迷惑この上ないですから、帽子がマストかな。
再び資料館へ戻ってお土産を購入。

福袋は2種類、片方が売り切れてますが最初に試飲した時点でこちらは購入していたのです(数を聞いたらあんまり無いと聞いたので早めにゲット)。2100円と800円ですが、どちらも小売価格からするとお買い得。

そして、原酒の量売りもありました。大吟醸は500ミリリットルで2000円と非常に高価でしたが、香りが良かった(試飲は出来ず、メスシリンダーの残り香を嗅がせてもらった)ので購入。
大きな容器からメスシリンダーに移して

漏斗で瓶に入れます。なんか楽しそうでしょ?

〔次回の開催時に来場される方へ〕
可能であれば、初日のオープンの10時過ぎに来場することをお勧めします。まず、イベントの多くが11時頃から始まるので、一通り楽しんで昼過ぎという感じになります。次に近くの菊正宗の記念館に移動する人も多かったですよ。午後からでも楽しめるとは思いますが、その場合は14時までには到着した方が良いでしょう。福袋を買いたいなら絶対に午前中がお勧め。なお、会場内の駐車場では、飲酒運転防止のためドライバーには試飲不可のシールを貼っていました。これは自転車でも同様です。場所が微妙なので車で行こうと思う方が多いと思いますが、やはり電車やバスがお勧め。白鶴の社員さんは「自転車でも飲酒運転になりますから試飲はできませんよ」ときっぱり言っていて好感持てました。ちなみにJR住吉からはタクシーでも1メーターです。


一通り見て回って気が済んだので、帰りは「灘の酒蔵ループバス」(片道100円)でJR住吉に戻ります。

女性の車掌さんが乗ってます。後乗り後払いで車掌さんに払います。一日券は200円でお得だけど本数が少ないので事前に移動ルートの予定が必須かも。

他の酒蔵もルートにあるので東へ向かい、住吉川も越えて、あとは北上して灘高の横を通って2号線に戻り住吉へ。最後は三ノ宮まで行きます。

JR車内のマナー広告にチェブラーシカが居た!

戦利品の数々。原酒は500ミリで2000円也。普通の吟醸は1000円だった。

800円の福袋は便利なクーラーバッグに、さざめき2本、梅酒原酒、さざめき用のフルートグラス、化粧品サンプルがついてお得。さざめき1本の小売が399円とかだったからね。

2100円の福袋は白鶴 翔雲の4合瓶に甘酒2パック、梅酒原酒、巾着袋がついたもの。翔雲の定価におまけがドッサリです。ただ、昨年までは、オリジナル帆布バッグに白鶴ラベルが縫い付けられたものに商品が入って売られていたようなので、ちょっと残念。巾着はそれなりに良いんだけど、デザインが年配女性向きっぽい気がする。

「御影ロール」は酒かすの風味はあまり分からないけれど、甘さ控えめで軽い食感が良い。冷凍されたものが販売されていたので早めに再冷凍すれば日持ちもするみたいです。私は冷蔵庫に入れておいて食べちゃいました。

山田錦のおにぎり」はモチっとした感じがするシンプルな塩むすび。まあ話のタネに買ってみましょう、という感じです。会場内でフランクとか焼そば買って、その場で一緒に食べるのが一番美味しいかも。

ということで、この日は真夜中の花見だったので、さっそくその時に飲みました。量り売りの大吟醸なかなか良かったです。全部は飲めなかったのでゆっくり家で楽しみたいと思います。
ちなみにお弁当は閉店10分前の阪神百貨店で調達。3割引きは当たり前で半額もザラ。これじゃあ今後は、とても定価で買う気にはなれんなあ。9つに仕切られてサラダ類中心に入ってるやつが買って大正解。中華の惣菜は大海老のマヨチリで、半額でも1パック1000円もする店で食べるような値段だったけど旨かった。

そうそう、ずっと前に買って使ってなかったColemanのレジャーシートを初めて使ったのですが、これサイズが170cm四方なので100均で売ってるブルーシートを敷くと汚れずピッタリ。地面からの底冷えも防いでくれるし、座った感じも柔らかくて良いです。来年は小さい折りたたみテーブルとLEDのランタンを買おうと決めて花見が終わりました。