【2009年04月29日(水・祝)】大阪市立近代美術館コレクション展 「近代日本の美意識 〜人物と風景を描く〜」@大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室

この日から開催の大阪市立近代美術館コレクション展、会場は心斎橋の旧出光美術館大阪です。初日ということもあって、さぞかし混んでいるのでは?と思ったら拍子抜けするほどガラガラ、祝日で心斎橋界隈はごったがえしているのに、ここは静かで観賞しやすいです。入場料は一般500円、今回は会期の前期〔6/2(火)まで〕と後期〔6/4(木)〜7/5(日)〕で一部作品の入れ替えがあるためか後期に使える100円割引券がもらえました。

さて、展示品ですが、会場に入ってすぐのスペースは日本画中心で、まず目に入るのはチラシ等でも前期の目玉としている北野恒富「淀君」、まあこれは美しい作品ですが、個人的には土田麦僊「散華」が好みでした。ちょっと目の表情が漫画家の花輪和一に似ているんだけど、これは見ておく価値があると思います。受付を入ってすぐのスペースは襖絵など結構大きい作品が多いですね。奥側というか反対側が油彩など中心で、明治後期から昭和期の作品で、作風が涼しげなものが気に入りました。白瀧幾之助「復習(さらひ)」、小出楢重小磯良平など、近代美術館は完成未定だけどコレクションは豊富ですね。入れ替えの点数が比較的多いので、これは前期後期とも見たほうがよさそう。後期の展示となる福田平八郎「漣」あたりが気になるので、これはまた行きましょう。
さて、前期展示は40点ほどなので思ったよりも時間がかからず、どうしようかなあ?と場内のチラシを眺めていたら、サントリーミュージアムのチラシを発見。ここは19:30まで開いてるので時間的にも大丈夫。ということで、天保山に移動。