【2010年07月17日(土)】『四畳半ブルース』@ABCホール

maru20042010-07-17


行ってきましたABCホール。5月の一般発売開始してすぐ買ったんですが、この公演動員が相当厳しかったようで、公演一週間前にはネット限定で2000円OFFで販売されていました。席は一般発売とおそらく同じだったので、これで買った人はお得でしたね。観劇したのは17時公演でしたが、前方はともかく後方のほうはガラガラでした。
さて、内容ですが、舞台上はセンターに四畳半の部屋のセット、左右にはバンドメンバーがいる状態。そうです、生演奏なのです。席が前のほうだったので、正直言って耳が鳴れるまではうるさく感じました。今回の設定ではセット組みの状態が劇中の設定と同じ、意味分かりにくいですね、つまり劇中の出演者にとっても四畳半の部屋には壁が無く、天井も見えないということで、観客にとっても見たまま、あたかも四次元空間に部屋が存在しているような印象でした。
ストーリーは、共同生活をしている植木職人の二人が暮らす四畳半が、ある日目覚めたらどこにも繋がっていない空間に存在した。というもので、オチまでをひたすらおかしくエピソードを重ねていくもの。エンクミは中盤というか、たぶん開演後1時間以上経ってからの登場でしたが、おっさん二人の芝居にふくらみを持たせる存在でした。相変わらず可愛いですね。とにかく二人の絡みが面白くて笑いが絶えません、中学生の放課後みたいなノリで、一応は四畳半を脱出するまでのストーリーはあるものの、ほとんどがネタ、オマージュ、ダンスなどでこれでもかと埋め尽くされていましたし、転球さんはいつも異常に汗だくで、劇中もそれをネタにするほどでした。
終演後の『宏太郎の部屋』、この日のゲストは小松利昌さん&山田かつろうさんでしたが、開演前の挨拶にいったらいつまでたってもパン1から着替えないからおかしいと思ったら衣装だった、というのが笑った。トランクスで動き回るので微妙だったのですが、中にちゃんとスパッツはいてるから心配ありません、とのこと。
この公演は海の日の3連休と重なったし、イベントの多い時期だったから動員が微妙だったのかもしれませんが、こんなに良い舞台なのにもったいないなあ…。

■四畳半ブルース
 7月16日(金)19:00  17日(土)13:00/17:00  18日(日)13:00
 チケット料金/\5,300
■出演:竹下宏太郎福田転球遠藤久美子
■あらすじ
舞台は男寡婦二人が住む四畳半のアパート
ただダラダラと生きている二人の生活に突如異変がっ!
朝起きるとそこは
不思議と音が思いのままに流れる
暗闇に包まれた四畳半の部屋
出口なし! 食料なし!
絶体絶命の二人の前に女が落ちて来たっ!
彼女は天使か悪魔か……それとも?
 
サバイバルワールドと化したこの四畳半で
彼等の行き着く運命とは?
 
四畳半に
生バンド、俳優2人に女優1人
ストレート芝居?ライブ?ミュージカル?
彼らのセッションは演劇の枠を超えた
ハーモニーを奏でる♪
 
■本編終了後、『宏太郎の部屋』と題して、日替わりで超豪華ゲストを迎え、トークイベントを行います。
実際に舞台を観た感想から何げない世間話まで、部屋に遊びに来たお友達感覚でトークライブが展開!
もう何が起こるかわからないっ!?
現在決定しているゲストは、
【大阪】
川下大洋さん7/16(金)19時
ABCアナウンサー上田剛彦さん7/17(土)13時
小松利昌さん&山田かつろうさん7/17(土)17時
ハート大千秋楽特別イベントダイヤ【ライブペインティング】東學さん7/18(日)13時