【2009年06月20日(土)】転球劇場「メタルバター」@インディペンデントシアター2nd

maru20042009-06-20


前日に続き、本日も観劇。恵美須町のインディペンデントシアター2ndで転球劇場です。
ストーリーは、小劇団のくだらない「こだわり」と「舞台」を、通し稽古から本番まで、というもの。劇中劇もしょうもない内容で、デフォルメされているけど、実際こんなモチベーションの劇団あるのかも?と思ってしまいました。
主演女優の役には客演の藤田記子(カムカムミニキーナ)、他の劇団員を3名が演じてましたが、爆笑!な舞台でした。オープニングの演出がビックリで、スモークをガンガンにたいて、足元からローホリ24本、上サスが12本で弾幕のように目隠しして始まったのですが、なんと奥のシャッターが上がるじゃないですか。てっきり映像かと思ったら、なんとそのまんま外!場内は「ええー?」という声と一緒に、「ああー、そうなのかー?」と劇場の構造に納得したり様々。この劇場って、もとはショールームみたいな所だったと思うのですが、日本橋電気屋街のアーケードからは細い通路を通って入るわりには奥行きが広くて、なるほどねー、本来は奥側(堺筋の一本東)が正面だったのか。
普通に稽古場に登場するような流れで、出演者が登場し終わったらシャッターは閉まって演技は続くのですが、これ東京はどんな感じだったんでしょうね。
さて、2時間ほどの舞台は子ネタ、大ネタをまじえて爆笑の中で終了しました。東京では非常に動員が良かったみたいですが、大阪は前売り時点でも今ひとつだったらしく、私が観た土曜マチネも若干の空席があって、ソワレと翌日の日曜も当日券が残っていたようです。
グッズはポスターになるタイプのパンフが500円(前回公演分も)、Tシャツが2300円?だっけ、あとは転球さん絡みのDVDやパンク侍のボールペンとストラップが売っていたり、マネージメントは吉本がやってるみたいですね。個人的には公演DVD出して欲しいんだけど、そのせいかDVDは売上見込みがないと出してくれなくなっちゃったっぽい感じなのかな?劇場オンリーで受け付けるプレス分売り切りタイプじゃなくて、吉本のレーベルからオフィシャルものしか発売できないのなら残念。
それと、藤田記子さんの役作りは森三中の黒沢ぽかったですね。登場時の衣装といい、弾け具合が凄まじかった。結婚したばっかりなのにあんな汚れた役いいんでしょうか(笑)。
いやー、これは次も楽しみだー。

転球劇場「メタルバター」
構成:転球劇場
演出:山内圭哉(piper)
出演:福田転球 高木稟 橋田裕一郎
藤田記子(カムカムミニキーナ
■公演日 
2009/6/16(火)19:00
2009/6/17(水)15:00/19:00
2009/6/18(木)19:00
2009/6/19(金)19:00
2009/6/20(土)14:00/18:00
2009/6/21(日)14:00/18:00