【2009年06月23日(火)】ルーヴル美術館展「美の宮殿の子どもたち」@国立国際美術館


なんと初日に行ってみました、昼過ぎに到着すると平日の割にはそこそこ混雑しています。まずは、B3のルーヴル美術館展をゆっくりと観てみます。今回の音声ガイドは「オヒョイ」さんでお馴染み、藤村俊二さんが宮殿の執事という設定でナレーションに登場しています。
さて、今回は一般的なルーブル美術館展とは違って、有名どころの絵画作品が中心ではなく、大きく7つのテーマに作品を分類して、紀元前のテラコッタから18世紀頃の絵画まで200点を越える大量展示。地下3階の展示スペースを細かく区切って凄まじい内容でした。各章のテーマは掲示されていますが、やはり音声ガイドの助けがあるほうが楽しめますね。
油彩などが好きな人は微妙かもしれないけれど、今回ポスターにもなっているティツィアーノ作品やベラスケスなどメジャーな絵画以外にも大理石・テラコッタの彫像やブロンズ、ゴブラン織りのタピスリーなど、ちょうど大英博物館で略奪の歴史をみるように、非常に興味深い内容です。ゆっくり観賞すると2時間くらい掛かるので歩きつかれてしまいましたが、これは価値があります。そういえば、ミイラの展示は、みてたら皆さん予想外に興味なさそうな感じでアッサリ通り抜けていくので意外だったなあ…。
そうそう、展示規模が大きいだけあって最後の売店モディリアーニ展の時のような大規模なものでした。複製画や書籍・ハガキなどのグッズ類以外にも、オリジナルの菓子、アクセサリー、フィギュアのガシャポン(300円)などいろいろ。図録は2500円でしたが、この売店のビニール袋はイベント用に準備されたものらしく、ちょっと薄手で弱い感じでしたので、B1のミュージアムショップで買った方が袋の強度があっていいかも。
なお、会場内はやはり物見遊山系の家族連れや文化系女子の二人連れなど、騒然としていました。あのー、ヒールのコツコツ音と、ぐだぐだ世間話しながらってのはなんとかならないんでしょうか?施設が国立だからなのか、ここはいつも本当にあきれるほど慣用ですよね。特に悪質な客が1割くらいいるんですけど、それが各展示室で嫌がらせのように騒いでいるいるから、先に行かせてやりすごすことも、自分が先に進んで戻ることもかなわずしんどかったなあ。