中村 光『聖☆おにいさん (1)』

モーニング2にて連載中の本作。以前も書いたような気がしますが、1月発売だったものを今さらながらご紹介。 まあ読んでもらうのが一番早いのですが、聖人ブッダとキリストが日本で休暇を過ごしている設定のストーリーです。増刊雑誌でページ数も少ないので…

岩岡 ヒサエ『オトノハコ』

合唱を扱ったこの作品、Bethという講談社の雑誌で連載していたのですが『キレイ系オタク』という創刊の時点で失敗確定のコンセプト通り、既に休刊しています。創刊当時この作品を読むために買ってみたけれど、レディコミなのか何なのかよく分からない印象で…

戸田 誠二『美咲が丘ite (1)』

あーあ、これ今日は買わなきゃよかったかも… 戸田 誠二の新刊を何も考えずに買ったんですが、読んでめちゃくちゃ落ち込んでしまった。いや、この人の作品は本当に良くできてるし買って損なしなんですけど、うーむ、良すぎるのも考えものです。まあ、ほとんど…

よしたに『ぼく、オタリーマン。2』

早くも二作目が発売。出版に関するネタは「中経出版 | KADOKAWA」を見て下さい。これ、中経出版が二匹目のドジョウを狙ったというか、前作が予想外に売れちゃったので各所の利害が一致して早くも二作目ということなんでしょうねー。内容は前作とほぼ同じです…

モーニング増刊『モーニング2』

仕事帰りに、中村光の「聖☆おにいさん」が読みたくて購入。いやー久々に声を上げて笑ったマンガです。今号では2話分が収録されていますが前号以上に大爆笑。あとは杉本亜未「ファンタジウム」もなかなか良いです。これはマジシャンを目指すディスレクシア(…

向浦 宏和『カジテツ王子 (1)』

なんか最近この手のネタが増えてるんでしょうか?週刊ヤングジャンプ連載中のニートが主人公のコミックです。家業が喫茶店で、ニートな主人公と、姉、母、父がからむギャグマンガで、帯には大爆笑!電車では読めない!とあったものの中爆笑くらいかな? 私に…

サラ イネス『誰も寝てはならぬ (6)』

久々の新刊が出てました。なお、同タイミングで、文庫化が中断されていた「大阪豆ごはん」の続巻が発売されていました。既発の1〜3巻の続き、4〜6巻です。こちらもいつ絶版になるか分かりませんので欲しい方はお早めに!誰も寝てはならぬ(6) (ワイドKC モー…

伊藤 静『福助 (1)』

帯にファンタジーホラーなんて書いてあったので、どんな作品なんだろう?と思って読みましたが、描写は若干のグロい部分はあれど、内容はホラーではありません。『東京トイボックス』の漫画家うめの元アシスタントらしく、言われてみたらちょっと似ている感…

野生時代42号読みきり・平山瑞穂『桃の向こう』

平山瑞穂絡みでしか買ったことのない野生時代。いつも行っている書店には無かったので別の本屋で検索。今回の掲載は読みきりで15ページほどで読んだら一瞬で終わってしまい、この先どうなるの?と期待させるのですが、ページ制限があったのでしょうか?ゲー…

平山瑞穂『冥王星パーティ』

発売日に買っていながら読む時間がなかなか取れずに、このまま積読ゾーンに行ってしまいそうだったのですが、やっと読みました。読み始めると止められない、どうなんのーーー?と気付けば読了。 いやー、何でもっと売れないんだろう。伊坂とか好きなひとだっ…

Bethに連載中 岩岡ヒサエ『オトノハコ』

講談社のBethという雑誌。なんだかレディコミ系だし、テイストがのだめを連載しているKISSみたいだなあ、と思ったら、なんだKISSの増刊扱いだったのか。この雑誌、最近増えているA5サイズ(クイックジャパンとかと同じサイズね)で、コンセプトは「キレイ系…

小栗 左多里/トニー・ラズロ『イタリアで大の字』

本の帯に「第2弾」て書いてるから「うーん?」と思ったら、前にハワイ編を書いてましたね。これはヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、サルデーニャなどを巡るイタリア編です。テーマ自体は「旅行を通じていろいろ体験しましょう」てな感じでスラス…

たかぎ なおこ『ひとりたび1年生』

これもイラストエッセイ。以前同じ著者の『ひとりぐらしも5年め』というのを読んだことがあって、なかなか面白かったので買ってみました。ま、一人で旅行してみた、ってのが内容なんですが、本人の性格も出ていてこれは面白かったです。ただし、この人の書き…

能町みね子『オカマだけどOLやってます。』

最近多いブログから出版された?イラスト系エッセイですが、著者は性同一性障害・MTF(♂→♀)の方で、ご本人のblog「跡地です。」によると、今年に入ってからタイで手術を受けたようです。内容はサバサバしていて重い要素はほとんど無く、なるほどねーという…

花形 怜/平松 おさむ『珈琲どりーむ (2)』

コーヒーが好きな老舗のお茶屋の息子が主人公、後継ぎにしたい頑固親父、恋人はコーヒーショップの娘、と設定はなんとなくロミオ&ジュリエット路線がサイドストーリーで、ここにメインとなるコーヒーの薀蓄が展開する。まあ簡単に言うと「美味しんぼ」のコ…

小道迷子『台湾素食―たいわんすーしー。目からウロコの健康食』

双葉社webマガジンで連載中の作品。 作画は懐かしの「風します?」の小道迷子。タイトルにある素食とはベジタリアン料理のことで、料理の1ジャンルとして台湾で根付いている「素食」を紹介している。料理・食材などの写真も豊富で、読んでいると今すぐ台湾…

カキノジン『ガリガリ絵はんこ帖』

本屋で平積みされていた本です。石のハンコって、篆刻(てんこく)ですよね。たしか小学校のクラブ活動(授業の一貫だったと思うけど)であったんですよね、うちの弟がやってました。さて、作者は大阪在住のカキノジンさんで、絵ハンコ作家って言うのですね…

武富健治『掃除当番―武富健治作品集』

掃除当番―武富健治作品集太田出版武富健治このアイテムの詳細を見る 話題の作品『鈴木先生』の武富健治の初期短編集。ヒットしたから短編集も出しましょう!という感じで、作画レベルや内容ににバラツキはあるが、鈴木先生の第二巻に出てくるエピソードが描…

佐々木泉『江南行』

本屋でジャケ買いして読み始めて気づきました。ああ、べいふつ書いてた人か? 今回の表紙絵の印象が違ったので分かりませんでしたが、よく考えたら前作も中国史ものですもんね。美しい作画、面白いストーリーですので歴史もの好きでなくともお勧めできます。…

よしたに『ぼく、オタリーマン。』

以前からチェックしていたサイト「ダンシングカンパニー – Just another WordPress site」から本が出ました。出版までの道のりは「中経出版 | KADOKAWA」を見ていただくとして、発売は明日のはずなんですが、もう店頭に並んでました。んで、早速買ってみまし…

菊池 直恵『鉄子の旅 (6)』完

アニメ化も決定したようで、放送予定はまだ発表されていませんが気になる方はこちらのサイトへどうぞ! 鉄子の旅 6 (IKKI COMIX)小学館菊池 直恵このアイテムの詳細を見る 「鉄子の旅」もいよいよ完結。作品は特に感慨もないまま終わってますが、これってや…

オノ ナツメ『さらい屋五葉 (2)』

たしか第1巻が出た時にボロカスに書いたと思うんですが、話がだんだん広がり始めた第2巻はマシ。ただね、やっぱ気になるのが「薄い」こと。登場人物とか舞台は江戸なんだけど、世界観が一致しなくて、例えるなら、時代考証も全くないまま作られた月9時代劇…

あきやま ひでき『昆虫鑑識官ファーブル (7)』完

昆虫鑑識官ファーブル 7 (7) (ビッグコミックス)小学館(原作)北原雅紀 (作画)あきやま ひできこのアイテムの詳細を見る 主人公は、無類の昆虫好きでファーブルとあだ名される警視庁の鑑識官。この羽生涼平が事件を解決していくというストーリー。原作がしっ…

幸村 誠『ヴィンランド・サガ (4)』

ヴィンランド・サガ(4) (アフタヌーンKC)講談社幸村 誠このアイテムの詳細を見る ヴィンランド・サガの新刊。テーマ上ある程度は仕方ないのだが、戦闘というか殺戮シーンにやや食傷気味。良い作品だけど、罪のない人が殺されるってのが続くと個人的にはシン…

武富 健治『鈴木先生 (2)』

異色のコミック「鈴木先生」の第2巻が発売。 第1巻でもコミックらしからぬ題材の選択に驚かされたが、今回もさらにパワーアップという感じ、エピソードのテーマそのもの以上に登場人物の内面など、読んでいて「うーん」とシンドクなる部分もありますので元気…

三谷 幸喜、清水ミチコ『むかつく二人』

J-WAVEで放送中の番組「DoCoMo Making Sense」での2005年4月〜11月放送分を加筆再構成したもの。表紙が和田誠さんのイラストのため、一瞬「三谷幸喜のありふれた生活」シリーズ新刊かと思ったが、こちらは出版社が朝日新聞社ではなく幻冬舎。内容はラジオの…

さそうあきら『マエストロ (2)』

そして、「http://www.futabasha.co.jp/wm/wm_maestro.html」でweb連載中のマエストロの新刊もちょい前に買ってました。マエストロ 2 (アクションコミックス)双葉社さそうあきらこのアイテムの詳細を見る webで無料で読めますが、やはり本で読むのとはちょっ…

D.キッサン『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会』

えーと、購入したのは昨年だったと思いますが、今さらながらご紹介共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)一迅社D.キッサンこのアイテムの詳細を見る 学園もの4コマまんが(?)で、舞台は高校の図書委員会。登場キャラにBL好きの…

三国 正『ニートダディ』

ニートダディ (akita essay collection)秋田書店三国 正このアイテムの詳細を見る ニートな漫画家の夫と凶暴な妻、いわゆる鬼嫁もの。ただし一般的な「鬼嫁と虐げられる旦那」とは違って、奥さんに同情する部分もあり、何より彼女の経歴(元医師)も意外なの…

増田 龍治『くさった神さま -ガラクタ通りのステインthe Book-』

「ポピー・ザ・ぱフォーマー」、「ガラクタ通りのステイン」、最近では「Funny Pets」などのCGアニメでお馴染み増田 龍治の絵本です。同時発売で「ひとりぼっちのおつきさま―『Funny Pets』より」も出ていますが、やはり気になるのはステインだったので、…